• コラム
  • 2019.10.09

【緊急報告】「台風への不満」に基づく政策提言
東京都議会 無所属 東京みらいによる政策提言への活用


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2019年9月に上陸した台風15号。千葉県における大規模停電など首都圏を中心に甚大な被害をもたらしました。被害に遭われた皆様並びにご不便に見舞われている皆様に改めてお見舞い申し上げます。
私どもが運営する「不満買取センター」にも「台風」やそれに伴う不満が数多く投稿されました。台風15号が首都圏に上陸した9月9日に不満投稿がピークを迎えており一日300名を超えるユーザーから投稿されています。これに続いて「停電」への不満や「運休」への不満などがピークを迎え、多くの生活者の日常に長い期間にわたり影響を与えていることが分かります。都道府県別でみると千葉県民からの投稿が多かったのも特徴です。

図表 不満投稿内に言及されたキーワード別 投稿ユーザー数の日別推移

資料:株式会社Insight Techが運営する「不満買取センター」データより作成。

「台風への不満のなかに社会で解決すべき課題が埋もれているのではないか。」そんな想いを胸に2019年9月に投稿された「台風への不満(不満投稿中に「台風」と記述がある不満)」計3,650件を弊社独自の文章解析AI「ITAS」で解析し、生活者の不満やその背景にある不安を浮き彫りにしました。  
電線地中化を望む声、東京オリンピック時の台風到来を心配する声、悪徳復旧業者を取り締まってほしいとの声、小型発電機の普及促進を望む声、駅の混雑・混乱を嘆く声。
様々な生活者のホンネが浮かび上がってきました。台風そのものに対する声だけでなく、その影響や被害を嘆きつつも、一日も早い復旧や今回の台風を教訓とした今後の対応策を望む声が多いことが分かります。

そんな台風15号の上陸から一カ月しか経たない今、台風19号が10月12日からの3連休に上陸することが懸念されています。台風15号で得た教訓を活かして影響・被害を極小化すべく、東京都議会 無所属「東京みらい」の皆様が東京都に対し 「頻発する自然災害に対するAIを活用した課題抽出と提案」と題した政策群を提出されました。Insight Techから提出された「台風への不満」に関するレポートに基づく内容となっています。

<詳細はこちら>:東京みらいホームページでのリリース
頻発する自然災害に対するAIを活用した課題抽出と提案

<過去のプレスリリース>
東京みらい×Insight Tech AIを活用した政策立案の挑戦
~都民の「不満の声」から東京の未来を描く~

 自然災害の発生自体は防ぐことは難しいですが、これによる影響や被害をコントロールすることはできるはずです。そこに、生活者が過去の災害で感じた「不満」や「不便」、そしてそこで感じた「不安」が活かされるべきだと感じます。

このような取り組みをご一緒させて頂いている東京みらいの皆様に改めて感謝申し上げるとともに、台風などの自然災害により苦しみ悲しむ方を一人でも減らすことができればと切に願います。

私ども株式会社Insight Techは「声が届く世の中を創る」ことをミッションに、生活者の声を集めるだけでなく、そこから課題を浮き彫りにし、課題解決に繋げて参ります。

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