- コラム
- 2019.10.29
「みる」スポーツ感動で日本を元気に!
『スポーツ』に関する調査より
秋といえば、スポーツの秋!皆さんはこの言葉が世間一般に広まったきっかけをご存知ですか?
1964年の東京オリンピック開会式が行われた10月10日を記念して体育の日が制定され、この時期にスポーツイベントが多く開催されるようになったことが由来のようです。
日本のスポーツをめぐる状況は、ここ10年程で大きな変化を遂げてきました。
2011年にスポーツ基本法が制定され、2013年に2020五輪招致が決まり、2015年にはそれら全てを推進するスポーツ庁が誕生しました。近年では年間を通してさまざまなスポーツイベントが開催されるようになり、スポーツがとても身近になりましたよね。
そこで今回はスポーツの秋ということで、不満会員1,500名にスポーツの「する」、「みる」、「支える」について調査した結果をお届けしたいと思います!
健康志向の高まりは、身体を動かす行動マインドへ
まず、今年に入ってからの運動・スポーツ実施状況について聞いてみました。
約半数の人が1ヶ月に1回以上は何かしらの運動・スポーツを実施していますね。取り組んでいる(行った)運動・スポーツについては、「ウォーキング・散歩」が半数以上でトップとなり、「体操・ストレッチ」、「筋トレ・ウエイトトレーニング」と続きました。
アスリートに限らず一般の人も運動・スポーツを通じた健康促進や身体を鍛えることが当たり前となってきましたよね!
運動・スポーツ“欲求”を持て余す環境問題
運動・スポーツに取り組む理由については、10代以下は「趣味・楽しみ」や「交流」、30代は「美容・体型維持・ダイエット」、60代以上では「健康維持」が高いなど、年代によって目的に差が見られました。
続いて、運動・スポーツに取り組む際の不満や悩みの意見対象部(「○○が▲▲」の○部分)のワードクラウドを見ると、「時間」、「天候・天気」、「お金」、「施設・近所・近く・場所」などの不満が見られました。
運動をしたい気持ちはあるけど時間が取れない、場所がない、ジムはお金が掛かるという声が多く挙げられるなど、より多くの人が気軽に運動・スポーツを楽しめる環境づくりが求められていることが分かりました。
※意見対象部については、弊社が保有する自然言語解析技術「意見タグ AI」の記事でご確認!
【運動・スポーツに取り組む際の不満や悩みは?(一部抜粋)】
- ジムは利用料金が高いので、自由に使用できる運動器具を備えた市町村管理のジムがあると良い。(60代以上女性/既婚/経営者・役員)
- 子供がいるのでなかなかジムなどに行けない。家でできるものだとすぐ飽きる、なかなか続かない、このフォームがあってるかわからない。(30代女性/既婚/会社員)
- お金がかかるスポーツでも地域で安く参加できる取り組みをしてほしい。(50代男性/既婚/会社員)
- まとまった時間が取れないので、会社内で簡単な運動が出来る場所が欲しい。(50代男性/既婚/会社員)
- せっかく良い習慣になりそうでも、暑さ寒さ、台風などの天候で定着するかどうかが左右されてしまってます。(30代女性/既婚/会社員)
- 近くに良いウォーキングコースのようなものがほしい。交通量の多い狭い道路ばかりなので。(40代女性/未婚/会社員)
期待高まる、東京2020開催
続いてスポーツ観戦する頻度について聞いてみると、昨年よりも「増えた」と答えた人が約3割となりました。
今年観戦したスポーツでは「ラグビー」が半数以上でトップとなり、「野球」、「サッカー」に続き、「バレーボール」、「陸上競技」が上位にランクインしました。
東京2020開催を前に、スポーツの世界的イベントが相次いで開催され、日本チーム・選手への注目度も高まっているようですね。
新たなボランティア文化の創出が課題
これまでのスポーツボランティア経験については「経験がしたことがある」は1割に至らず、ほとんどの人が未経験という結果となりました。
今回のラグビーワールドカップでは、各開催都市での国際交流やボランティアの活躍が話題になりました。国際スポーツ大会招致による機会の創出は、ボランティア意識の定着に大きな役割を担っていきそうです。
自国開催で、観戦ムードは上昇傾向!
昨年と比較したスポーツへの興味・関心度について聞いてみると、「高まった」と答えた人は約4割となりました。
その理由をみると、スポーツ関連の情報を目にする機会が圧倒的に増えたことが選手や競技への興味・関心を高めたことが分かります。その中でゴールデンタイムの試合中継での日本活躍は大きな影響を与えたようです。やはりテレビの影響力はすごいです!!
【今年に入ってスポーツへの興味・関心が高まった理由は?(一部抜粋)】
- 日本代表が強くてよく話題に上がるため。CMでもスポーツ選手とコラボする企業が多く、目にする機会が増えたため。(20代女性/未婚/会社員)
- テレビの特集などをみて、ルールを理解したスポーツが多い。(30代女性/既婚/会社員)
- 国際大会が日本で開催されたスポーツはテレビ中継があるので、自然と見る機会が増えて興味が湧いてきた。(40代女性/既婚/パート・アルバイト)
- 2020東京5輪とパラリンピック競技のモチベーションアップに繋がる、日本人選手の活躍ぶりが一番の理由。(60代以上男性/既婚/専業主夫)
- テレビで面白い試合を多く見られると、自然と興味が深まる。友達が話題にしているのを聞く機会も増え、それで知識が増えることも理由かもしれない。(40代女性/未婚/自営業)
- テレビをはじめとして各メディアで取り上げる量が圧倒的。(50代男性/既婚/会社員)
スポーツ国際大会誘致で地域活性化
今回のラグビーワールドカップのような大きな国際大会が全国各地に試合誘致された意義はとても大きかったと感じます。身近な場所での開催や国際交流はスポーツをより身近に感じるきっかけとなったはずです。
来年の東京2020開催でも、日本中が元気になることを期待したいですね!
調査概要
不満買取センター会員 1,500ss(男性335ss 女性1,165ss)
調査手法:不満買取センター(web)内でのアンケート
調査期間: 2019年10月