- コラム
- 2018.02.01
不倫ネタ。もういらない。
不倫報道と不倫不満
ここ数年途切れない芸能人の不倫報道。
誰かの不倫疑惑が報じられるたびに、弊社が運営する不満買取センターにも様々な不満が集まります。その内容は、もちろん不倫自体への批判、してしまった人への批判・嫌悪感、それを扱うワイドショーやコメンテーターへの批判まで様々です。
ここまで次から次へと不倫の話が続くと正直げんなりしてしまいます。
そう思うなら、このような話題には反応しないことが一番なのだとは思うのですが、連日大げさなまでにメディアに並ぶ「不倫」という文字と、それを有無を言わさず批判する今の世の中の様子に疑問を感じ、少し書いてみます。
不満買取センターへの投稿を見ると、「不倫」というワードが含まれている不満の数は2016年1月に急激に跳ね上がっています。これは言うまでもなく、最初の文春砲のタイミングです。
2015年12月までは、身近な「不倫」ネタに対する不満(例えば、「職場で不倫しないで欲しい」など)が多く、投稿数も月に数十件程度でした。それがこの文春砲のタイミングで50倍以上に投稿数が増え、全不満投稿における割合で見て激増したことがわかります。以降、有名人の不倫報道があるたびに弊社の会員も反応、不倫に関する投稿も増える、という状態が続いています。
2017年8月~9月は、元某音楽グループメンバーや女性議員、有名女優など、とにかくネタが続いたとき。ここで不倫不満の割合も1%弱にまで達します。
不倫報道への反応が変わった
最初は不倫してしまった人に対する批判・嫌悪、不倫自体に対する批判が大部分を占めていた不満投稿の内容。それが2017年8月頃から少し様子が変わってきました。
『芸能人の不倫報道ばかりでうんざり。どうでもいい。飽きた。もっと大事なニュースを取り上げて欲しい。』
そのような意見がある程度のボリュームとなって現れてきました。
次から次へと、これでもかと報道される不倫のニュースに対して、人々がうんざりしてきた様子が窺えました。
- 「不倫ネタはいい加減もうやめてほしい。そんなこと報じて誰も幸せにならない。(2018年1月 40代女性)」
- 「自分に子供がいたらワイドショーは見せたくない。誰かをやり玉にあげてみんなで攻めるマスコミの態度は学校のいじめの構造にそっくりだ。(2018年1月 50代女性)」
- 「まあ不倫する方もどうかとは思うけど、出版の目的って、ちょっと魔が差したような人の人生をぐちゃぐちゃにして抹殺することなん? 凶悪犯も不倫も同じ扱い・・(2017年9月 40代男性)」
もちろん不倫自体を肯定しようとは思いませんが、それはやっぱり家族の中でしか解決できないことであって、第三者がどうこう言える立場ではないと思うのです。それをここぞとばかりに正義感を振りかざして責めたてたり追い詰めたりする昨今の風潮には違和感を覚えます。
そのように感じている、のかどうかはわかりませんが、ちょっと今の状態がおかしい、不倫の話はもういい、そう感じている人が増えてきているのも事実だと思います。
不倫は買い取りしていません(※)
2018年はもっとハッピーな報道が増えたらいい。揚げ足を取ったり、足の引っ張り合いをしたり、人の不幸を叩いたり、そんなことがなくなればいい。
『不満』を買い取っている立場で矛盾したことを言っているように感じられるでしょうか。ただ、世の中がいい方向に向かえばいいと思っているのは同じだと思います。
最後に、おもしろかった投稿を。
- 「このホームページは「不満買取センター」・・・で思った。「不倫買取」があったら、世の中平和じやないかと・・・(40代女性)」
- 「不倫買取センターを見ていると世の中こんなにも不満があること。(20代女性)」
残念ながら、『不倫』自体の買取はしておりません(※)。買い取らなくてもいい世の中になるといいですね。
※不満投稿の内容については制限を設けていませんので、不倫に関する不満などは引き続きご投稿いただけます。