• コラム
  • 2020.10.02

自然言語処理技術がビジネスにどう活かせるのか肌で感じたい
2020年 DSインターンシップ インタビュー①


自然言語処理

産学連携

エンジニアリング

Insight Techでは、機械学習や自然言語処理に特化したデータサイエンティストのサマーインターンを毎年数名募集しています。今年は例年と異なり、オンライン形式での実施となりましたが、ありがたいことに多数の応募をいただきました(募集記事はこちら)。
そんな活躍を見せてくれたインターンの皆様にインタビューを行いました!
どういうテーマに取り組んでいるの?実際インターンに参加してみて良かったことは?オンライン形式でのやりにくさはなかった?などなど、その思いを探っていきます!
第一弾としてご紹介するのは、クリエイティブな一面も時折垣間見える奈良先端科学技術大学院大学修士1年の原田さんです。

 昨年のインタビュー記事を見たのが参加のきっかけ

ーーまずは簡単に自己紹介をお願いします!
奈良先端科学技術大学院大学(通称NAIST)に在籍しており、修士一年です。学部の頃は大阪にいたのですが、自然言語処理の研究室に入りたくて、気がついたら奈良にいました。
趣味は音楽で、曲を作って友人と演奏したり、自主企画ライブを開催したりしていました。
ーー趣味で曲を作っているなんてすごいですね!ぜひ一度聞いてみたいです!
自然言語処理の研究室に入りたかったということなんですが、大学ではどういった研究をされているのですか?

現在は情報ボトルネックという情報理論のアイデアに興味を持ち、それを自然言語処理上のタスクで適用できないかと考えています。先行研究では文章要約から用途に応じた分散表現の圧縮など、幅広いタスクにおいて有用性が認められていて、面白いです。

ーーInsight Techのインターンへ応募をしたきっかけ、目的は何でしょうか?
「自然言語処理 インターン」などとググるなかでたどり着いたこのインタビュー記事に同じ研究室の先輩がいらっしゃって、「先輩!」とびっくりしたのがきっかけです。
不満買取サービスもTwitterか何かを通して聞いたことがあったので、他のインターン生の方の記事も読みながら、一気に興味を持つに至りました。
そしてやはり一番大きかったのは長期で参加をさせていただけることでした。自分は今回5週間という長い期間、研究室とは違う環境・雰囲気の中でインターンさせていただきましたが、これは間違いなく貴重な経験でした。応募してよかったです。
ライブ中の1枚(かっこいい)

 リモートでもやりにくさはなく、暖かい雰囲気を感じられた

ーーここからは実際にインターンに参加してからのお話を聞かせてください。
まず、インターンで取り組んでいるテーマを教えて下さい!

不満データを用いて学習する、単語の分散表現についてです。学習するデータを切り分けたり、学習手法を色々検討したり、またクラスタリングにかけたりして、ビジネス活用の視点で有用なものはどれかということを検証していました。ビジネスに役立つかどうかという、どちらかというと定性的な評価で分析をするテーマで、企業インターンならではな部分を楽しみながら取り組ませていただきました。

ーー今年はリモートでのインターンとなりましたが、インターンに参加してみての雰囲気はどうですか?やりにくさはないでしょうか?
自分はこれが初めてのインターンで、逆にリモートでないものとの比較ができないのですが、案外、タスクに関して大きなやりにくさは感じませんでした。メンターさんは毎日のミーティングで密にコミュニケーションをとってくださいますし、質問・疑問にもすぐ対応してくださいました。

会社の雰囲気を掴むのが一番難しくなるかなと思っていましたが、Zoomで全体挨拶の場を設けていただいて、そこで社員の皆さんの暖かい雰囲気をものすごく感じたので、その不安は消し飛びました。

強いて言うならオフィスの雰囲気や東京の空気を味わえなかったことくらいではないでしょうか。このインタビュー記事にあった空気清浄機と喋ってみたかったです。それも裏返せば、奈良から東京のインターンに参加できるという素晴らしさなんですけどね!

ーーこちらも初めてのオンライン形式のインターンということで、できるだけ密にコミュニケーションをとろうと思っていたのですが、やりにくさも少なかったようでよかったです。

 ビジネスへの活用を意識しながら充実感をもって取り組むことができた

ーー実際にInsight Techのインターンに参加してみて、よかったことや学んでいることはありますか?
代表の伊藤さんから、自分たちのタスクがビジネスの中のどこに位置しているのかきちんと教えていただけていたので、これはきっと役に立つんだろうなあというテンションで取り組むことができました。成果報告会についてもほんとに楽しみそうに「楽しみです」と言ってただいたり、充実感をもって取り組むことができてよかったです。
テーマの分散表現やクラスタリングについても、実際に手を動かすことで多くのことを学べました。
ーービジネス活用を念頭においているからこその取り組みを提供できていれば幸いです。
では、インターン期間中を振り返ってみてこうすれば良かったなぁと思うことがあれば教えて下さい!

振り返ると、もっと素早く作業ができればよかったなとどうしても思ってしまいます。
あとは、デイリーミーティングで時々脱線したりゆるいトークになったりする時間がとても好きだったので、リモートなりにもっと交流ができればよかったのかなとも感じています。インターン生としては、先輩エンジニアの方々がどういう方なのか、とかはもっと知りたい部分ではありました。

ーー交流部分はこちらとしても悩ましかったですね。関連するかもしれませんが、買い取りますのでInsight Techに対する不満を教えて下さい!
さっき「リモート案外支障ない」みたいなこと言ってしまったのですが、同じインターン生である金くんとランチにも行けず、社員の方々と対面で話す機会を失ってしまい、オフィスを覗けなかったことはやっぱり寂しく、不満です!いつかオフィスルームツアーしてください笑
ーーそうですね。ぜひ一度オフィスに遊びに来てください!
では最後に一言お願いします!

皆さん、自宅での作業が続きそうな場合は、デスク周りをなるべくいい環境にしましょう。腰が砕け、無限に姿勢が悪くなります。

インターン期間終盤にオンラインで行われた成果報告会での1コマ

原田さん、ありがとうございました!

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